預貯金の評価

12-1-2 預貯金等の評価方法

まず預貯金の存在と残高を確認します。
相続手続きにおいては、被相続人がどこの金融機関に口座を持っていたか調べなければなりませんが、まず残された通帳やキャッシュカードなどから探していくことになります。
貸金庫を借りている場合、日常、使用していた預金以外の定期預貯金などが保管されていることも多いので、開けなければなりません。
次に相続開始日の残高を知るためには、金融機関で残高証明書を発行してもらうのが確実な方法です。
通帳はなくて証書だけの場合や、通帳記入していない利息もついているかもしれません。
またネット上だけの金融機関もありますから、手数料はかかりますが残高証明書を発行してもらいましょう。
外貨預金の場合には円に換算する必要があります。
その際は、お亡くなりになられた日の、その被相続人がお取引されていた金融機関が公表している為替レートによって円換算します。
為替レートにはTTS(対顧客電信売相場)とTTB(対顧客電信買相場)がありますが、外貨を円貨に換算するときは、TTBを使います。

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